利根大堰の今期卒業式 ~5/29

yokaze

2011年05月29日 22:27

北関東に生息する皆さんであれば御存知の通り本日は悪天候。。。
私めも色々と模索しておりましたが自然には敵わないと明日の仕事に向け静養中でした。
でも、やはり勢いは落ち着いたものの釣りバカは釣りバカでして。。。(笑

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昨日の釣行で久々に燃え尽きてしまった私。。。
そして久々の当トラシスの整備等を終え昼寝と洒落込んだ。

ふと目を覚ますと時刻は夕方。
相変わらず窓から見える景色は雨一色である。
まず寝ぼけた頭で思いついたのは放置された庭の事でも明日の仕事の事でもない。

こんな状況だったら利根大堰は人が居ないんじゃね?

とりあえず水況をPCチェック。
それに夕方5時までは閲覧可能である魚道カメラを同時に開ける。
決して良い状況ではないのは明白ではあるが
この時期であれば、この位に悪くないと利根大堰から人は引かない。

不思議に思う閲覧されている方も居ると思うが
主にネット上で釣れ始めたとされる時期以降の利根大堰に興味はない。

鱒の遡上具合は非常に気になるものの
自分自身が今の知識で推理する場に入れないのが不甲斐ない。

やはり難攻不落の利根鱒攻略とはいえ
そこは山岳渓流と考え方は一緒で「ここならイケるだろう」と思える場を望んでいる。
そして特に今期の利根大堰人気は異常だったらしい。

ある方から聞いた釣れないと言われた利根大堰を遥か昔から探った勇者たち。。。
身を削り開拓したと聞かされた先人達の想いを考えると心が痛む。

だからこそ当トラシスも目に見える状況は伝えたものの
鱒の大群が押し寄せた状況については自粛した。

前置きが長くはなったが以上の趣旨で今日の状況ならば.....
と言う事で今期は、もう向かう事はないと思っていた利根大堰へと向かう。


現地入りしてみると石塔前は一台の車もない(笑
こんな状況だろうと中毒患者が2~3台は居ると考えていたのだ。

PCで見た状況より更に環境は悪く
こんな状態で期待する方がおかしいと思う。
それでも迷う事なく準備を始め釣行を断行。


透明度は10cmがやっとの状態(笑
しかし一部で囁かれる食性が途絶えたとされる利根鱒が掛かる
主な理由はリアクションバイトだという事。。。

仮に目の前の遡上鮎を咥えたとしてもリアクションで口を使っただけの話であって
目の前の邪魔者を排除すれば吐き出してしまうという理論。
だからこそ利根鱒の胃袋には何も入っていない事が多いという噂。

そういう私自身も過去に記念という事で利根鱒の魚拓を取るために持ち帰り
今後の経験値の為にも腹を割いてみたが若干の虫が入っていたが中は空だった。

これを信じるならば透明度は関係ないと考える。
その時の活性により捕食範囲(威嚇範囲)が大きいか小さいだけだろう。

さて。。。意味不明な戯言は止めておこう(笑
時期的には夢の様な貸切状態を前にし足りない頭を使い考える。。。

こんな状況でも消えて居なくなるワケではない。
彼らはどこかに居るはずなのだ。
それが物理的に不可能な場であれば諦めもつく。


画像を見てもらえば判るとおり一号魚道寄りに唯一の筋がある。
もしかしたら増水を利用し遡上すると言われるサクラマス種の利根鱒
こんな状況であっても血気盛んに遡上するのでは?と場を見ながら考えた。

そう。。。こんな合っているのかいないのか判らない推理なれど
これで仮に釣れたら間違いなく一生モノの獲物だ。
そう思うと、こんな悲観的な状況でも不思議と笑みがこぼれる。

しばらく打っていると足元に流れてきたブツ。
他にも有り得ないモノが流れてきたのを目撃したが興味をそそられ手に取る。



いったい何故?
そして、そのタイトルとは?



年頃の息子を持つ私としては身の毛もよだつタイトル(笑
世に、この手のニーズがあるとは信じられなかった(-_-#)

その後も淡い夢を抱きながら雨と向かい風と戦う。
しかし最後の最後までドラマは起こらなかった。

これにて今期の利根大堰の釣りは終了。
今期は4回の挑戦で釣果は言う事なく完全な「慕」

最近、聞いた堰上の悲観的な情報が舞い込んだが
今後の水況次第では道が開かれるのかもしれない......。

そして本当に...本当に、ささやかながら今日の釣行を東北の勇者に贈りたいと思う。
心から御冥福をお祈り申し上げますm(_ _)m

噂は聞いていましたが......
きっと全力でやり通す意義を周囲に示した方なのだろうと。。。

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内容的に今日のクリックアンケートはお休みです。
普段の皆様の御協力を感謝いたし鱒m(_ _)m
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