管内最終釣行
さて。。。前回20日に書いた文章の〆の言葉は
「この釣行詳細は明日からでもぉ~^^」でございました...。
いつの時代から20日の次は24日となったのでしょうか(; ̄ー ̄)
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HG両毛漁協管轄範囲は20日をもって禁漁。
その前に何とか今期の集大成である釣行をと管内に向かった。
今期は何とも具合が悪く醜態性にならなければ良いが...。
まず釣行予定の一日の全体像の構成を考える。
実釣行とは違い酒でも呑みながら地図を眺め想像するだけなら容易いものだ。
やはり毎年テーマとしている秋山女魚が目標。
ところが今期は小渓に関して怠けているがために
良い山女魚の位置特定に関してなんぞサッパリ。。。
仕方がないので今までの経験上で良い山女魚が付いていた場を
管内山岳地図からピックアップする。
個体が入れ替わろうと良い地形というのはボス的な山女魚
言い換えれば力のある大きな個体が居座ることが多い。
しかし、それでは毎年同じことを繰り返すつまらないモノとなる気がした。
そこで今回は絞り込む意味でも、もう一つのフィルターを掛けて考えた。
それだけの要素で現地水温が決まるワケではないが
数々の実績ポイントに現場の標高を加え精査...整理整頓してみた。
それでも全て回るには、どれだけの時間が掛かるのだろう。。。
その無駄なく行動しなくてはならないであろう釣行日。
どうやら目覚ましに使っている古い携帯を投げてしまったのだろう
無残にも電池が飛び出した携帯が床に転がっているのを見たのは.....
AM8時...( ̄^ ̄)
こうなってくると急いでも仕方がないので
朝食を自宅で済ませて車のエンジンを掛けた。
もう今期は見ることはないであろうHGへと続く道。
毎年のことではあるが何ともいえない悲壮感というのかソレが車中に漂う。
いったい私は渓流の釣りを始めて何度通ったのだろう...
数年前より整備されアクセスは格段に良くなった。
しかし確実にHGである渡良瀬川水系を遠く感じるのは気のせいか。
きっと個体数云々や釣れる確立などは置いておいたとしても
自宅に隣接している利根川本流中流部という存在がそうさせているのだろう。
管内に向かっている最中に少しばかりの心の変化が芽生えた。
世話になっている近所の漁協員へ岩魚をと追った
2週前ほどに目撃した目測45cmほどの大岩魚の存在だ。
景気良く最後に獲っておきますか...
口では何とでも言えるが相手は5・6年もの間
幾多の困難を乗り越え大きく育った個体。
それも管内で今まで獲った大岩魚のどれより釣り人にとってアクセスの良い場に居る。
それでなければ口を使う確立から言っても
来期の5月まで場を休ませておいた方が得策なのだが
誰かの手によって剥製にでもなってしまえば意味がない。
目的の場より手前で左折。
一路目指すのは一瞬だけミノーに襲いかかる素振りを見せた大場所。
記憶を頼りに2週前に駐車したスペースを通り越し進む。
ときおり林道から峪を覗き込むが
どうも記憶が曖昧で下流なのか上流なのかが判らない。
結局のところ降りやすいという意味からも2週前と同じ行動をリピート。
まったく足を止めることはせず大雑把に良いポイントだけを打っていく。。。
思えば数年前までは、こんなリズムだったと思い出す。
なかなか現れない大岩魚の居た規模の大きいエゴ。
先を急いではいるが30分は経っている。
そんなことをしながらも今日は活性が高いのか良型の影がミノーを追う。
しかし不思議だ。。。
急いでいる関係上、手元まで来ればバレた方が都合が良い。
「写真に収めたい」や「塩焼きコース持ち帰り」といった
バレることを恐れている日は頭を抱えるほど針から逃れる個体が多い。
しかし「面倒だからバレた方が...」と思うと外れない。
試しに手前でラインを緩めようが何をしようがプライヤーを使わないといけないのだ。
かつて管釣り時代にも冗談で周囲に言っていた「殺気」を感じ取る
感覚的機能でも魚には備わっているのだろうか。。。
以前に聞いたことのあるエピソード。
ここには居ると睨んだ淵を時間を掛け散々攻めたアングラー。
やがて攻めることに疲れ果て岩に腰掛け座ったままルアーを淵に投げ込んだ。
すると、どういうワケか適当に表層を引いてきたミノーが根掛かり。
しかし、それは根掛かりではなく40を超える山女魚だったというのだ。
ハナシが遠回りしすぎて帰宅してしまいそうな勢いだが
要は活性、その他の要因で自身のアワセも要らないほどに
魚が疑似餌をホンモノと信じ込んでいる深いバイトも関係するのだろう。
そういう意味では見切りのタイミングを抑制できる
バルサや、発砲樹脂素材のミノーなどがスレを蓄積した、この時期には軍配がある。
そうは言いながらもインジェクションを使い続ける私に説得力はない。
さて。。。果たして目的のエゴが目の前に現れた。
前回、見切られたミノーは蝦夷タイプⅡ
ならばとバルサ製などのミノーが収容された
『 デカいの獲っちゃうゾ的BOX 』が収まるベスト左側に手を伸ばす。
そこにはザウルス社製TY-REX7cmと9cmがゴロゴロと...
しかし現場から目を離さず取り出した...というのか
手に取ったBOXはトリコロール55sを中心としたBOX。。。
どうやら前回の釣行後半にベストに入れ替えてしまったらしい。
しばらく考え、先に出たとおり高活性を見込んで前回同様に蝦夷で勝負に臨む。
けれども、その大岩魚の入り込んでいたエゴから飛び出したのは単なる良型だった。
念のために下流の瀬に流し何度もエゴ脇に蝦夷を躍らせるも反応はない。
終いには反対側の筋から22~3cmの岩魚が吹っ飛んできて蝦夷を咥えた。
どうやら上流へと移動したのか
それともドコかで剥製にでもなってしまったかの岩魚を追うのか悩む。
しかし冒頭にもあるとおり今日という日は山女魚の日。
この流れを離脱して本来の目的の渓へと進むことにした。
To be continued......。
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