10年目の苦行 ~3/14釣行Ⅱ

yokaze

2015年03月15日 10:57




前回は思いつきで釣行当日に書いている時点までの釣行記を綴ってみました。
ここからは、そこからの続きと相なるワケですが.....
ナニか何気にやりにくいですね(; ̄ー ̄)


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解禁日から待っていたタイミング。
前日より+αの上昇水温...それに伴っての水生昆虫の羽化。

それを食すことで全体的な活性化も期待でき
尚且つ目の前の場に渓魚が居るか居ないのかの特定もできる。

それ以上に今期初の釣行なのだから
春を感じさせる気持ちのよい日がいい。

ところが笑顔で自宅を出た私は目的地が近づくにつれ
天気と連動するかのように表情も曇りだした。
現地周辺につくと、あと一歩で雨すら降りだしそうな雲が空を覆う(-_-;゙)

当然、気温は上がることなく寒いスタートとなってしまった。
周囲に釣り人らしき影はない。
ここは自身ですらトラウト種が生息しているか疑わしい流れだ。
けれども同河川の上流域には確実に渓魚は存在している。

そして3月の釣りに苦しんできた私は
その各河川、存在している場に答えを求めて探求してきたが
唯一、解ったコトは数少ない渓魚に対しルアーを底に置き
モゾモゾと動かしバイトさせるという若干消極的な手法だった。

そこで従来、盛期とはいかないまでも
きちんと追わせて喰わす...喰わせられる活性の高いコトが期待できる場はないかと...
そこで着目したのが普段は生息しない下流域に活性の高い越冬モノが居るのでは?

これが今回、釣行の趣旨となった。
ただただ居るかすら解らない場にミノーを通すのも正に苦行。
そこで羽虫の存在によって生息しているかどうかを問わんとしたのだ。

改めて場を眺めていると.....
やっている本人すら「居ないんじゃないの?」という雰囲気。

しかし今回のことで10年間の謎が解ければ
仮に一日、単なる散歩で終わったとしても安いモノだ。





水温を計って驚きの9度。
ほぼ同時刻の仲間が居る渡良瀬本流より高いことを後に知った。

まずは目の前にある以前から狙っていた出合にミノーを通す。
ロッドは場には大袈裟すぎる6ft4inのSTS。

リーダーにセットするは旧TX50rssとし
動きの遅いだろう越冬モノに合わせダウンクロスで流れに通す。
想像以上に水量がないがために沈み石を叩いて戻ってくるレイチューン。

数投で手法に合わないと感じ試した結果。
これからやろうとしている事には復刻蝦夷50sが適任と考えた。

こんな馬鹿げた釣行計画なれど次のアプローチで
越冬山女魚が掛かったら...いや贅沢は言わない.....
チェイスで終わったとしても自身の考えが当たっただけで満足だ。

そんな思いも虚しく久しぶりに引っ張り出したSTSの
キャスティング練習という時間は続く。

こうなるコトは、ある程度は予想していたからこそ
せめて晴天の春を予感させるなかで実釣行をしたかった。
時折、太陽が顔を出しては曇る天候に早くも心が折れそうだ。

何しろ水量がなく、どこに行けどもチャラチャラと流れる川。
先に言ってしまえば移動は20ヶ所を越え良い場を求めてのランガンとなった。

いったい何回目の移動先だったのだろう。
流れに辿りつくと岩には一面の羽虫がうごめいていた。

観察していると何の意味があるのか
しきりに水面を動き回り元の岩へと戻ってくる。

これから私がミノーを通そうとしているポイントにも大量の羽虫が浮いているが
一向に、それを啄ばむ行動を見せる魚類はいない。

万が一、ミノーにチェイスする影でも見たら
それこそ別の意味で驚愕の事実になるが当然何も起こらず僅か2投で撤収。

想定していたストーリーとしては
羽虫によって存在が確認された渓魚に対しミノーを通す。
この反応を見てダメなら羽虫のイミテーションとも言われるスピナーを
バスでいうバジングという手法で超表層を流してみようと考えていた。

何度、移動しようともミノーに反応する影もなければライズもない...。
いっそ生息が確認されている上流域へと行こうと思ったが
それでは、この10年間やっているコトは進歩していないということとなる。


今日は、このドブ川と心中する。


再度、心に決め次なるポイントを模索する。
今までだってそうだった...間違っても人には言えないが
他人とは違うことをする事によって驚くような事実に気付いたことも多かったのだ。


To be continued.....。


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