2019年03月10日
続・遡る魚...下る渓魚。
解禁した3月1日の翌日である土曜
翌日曜と気が乗れば...と考えていたが結果動かず.....。
それを経て解禁2週目の週末となる昨日のこと。
対象となりそうな河川はデータを見る限り水位変動もなく一言でいえば渇水。
天気予報で予想気温を見ると17度と申し分ないのだが
水温は当日の気温より昨日までの気温に左右されることが多い。
.....何はともあれ行くとすればタックルは決まっている。
利根に新規投入する予定のM&N社Twitchn Speciale77+18STELLAc3000MHG
これもまた新規投入であるVARIVASマックスパワー0.6が巻いてある。
...あれ?なにか...何か忘れている気がする...。
期間限定のヒカリだ!
何しろ関東のヒカリ釣りに関して伝えている媒体はないに等しい。
どういった検索方法をとっても正に...という情報は見た記憶がない。
基本的に育った遡上魚が確認されている河川であれば(ダムからの遡上も含め
理論上、居るはずの個体で具体的にいえば翌年以降に遡上するだろう
遡上魚の仔がヒカリと名のつく魚体だ。
ただ専門で狙っている知人は居ないわ文献もないわで
自身にとってサクラマス・利根鱒・渡良瀬鱒以上に生態が解らないターゲット。
ただ狙うにあたり釣り人に限らず近所の元・川漁師など
入手した情報をまとめると仮に定位置(ポイント)を決めたとすると
姿を現すと、その場から2週で消えるという話だ。。。
ココからは今現在、私が考えている仮説となる事を前提で読んで頂きたい。
まず元は何者なのか...魚体の特徴から言ってもサクラ種の育つ前の個体だろう。
どこから?利根川で言えばヤマメ種の放流されている
もしくは山岳部に生息している最下流域は群馬県前橋周辺となることから
少なくとも埼玉から見れば、それ以遠となる可能性が極めて高い。
いつ降海する?
これが不透明で良く判らない部分。
偶然も含めヒカリ個体を釣ったのは過去5尾。
渡良瀬で釣った時期はずれの一尾を除いて超早期というのが共通する部分。
複数のアングラーに聞いた話だが利根でいうと解禁したら既に居るというのだ。
数少ない情報を自身でまとめると一つの推論が成り立つ。
出発地点である前橋周辺から下流を目指すのは解禁前で
年によって左右されるものの3月1日では少なくとも一部が埼玉区域に到達。
全ての降海個体が通り過ぎるのが3月15日前後で
熱心に狙ったとしても、ある日をもってアタリすら皆無となる事から消えたと感じる。
さらに、その他の情報をも加味すると
私が思っているのは解禁時でも熊谷周辺では既に遅いのでは?と感じている。
とは言っても利根川で釣ったヒカリ個体は一尾だけで情報が少ないのが現状となる。
どこへ?
これは狙い撃ちするにあたり意味はないが
おそらく一部は海へ...海へと言っても近海なのかオホーツクなのかでニュアンスは大きく異なる。
または汽水域に留まるモノ、下流域に居付くもの.....様々だと想像。
その中でも注目しているのは利根大堰下流では物理的に釣れない個体。
つまり大堰を越えず大堰上の湖状の溜まりに留まる個体も少なくないと仮説を立てる。
実際に通常の利根鱒(利根大堰以遠の個体)を狙い時期的に粘っていると
30~35cm程度の遡上魚が、ある時期をもって大量に姿を現すことがあり
この群れが大堰上にて育ったヒカリと考えており言い換えると利根ランドロックだ。
さてさて...特殊な釣りを展開していると随時の説明が長くて困る^^;
この内容を思い出したコトで、もう少し先でいいかと思っていた昨日に出撃を決めた。
利根鱒の釣りでも場の選択は大きな要素だが
こちらの釣りも同じく最重要となる。
上記のように仮説を立てての場の選定なのだから比較的悩まず決めた。
辛うじて変化を伴う地形の枠での最下流。
まずは振ったことはあっても投げた事のないTS77に
無理を承知で13gのスプーンをセットし初投げ。。。
投げて投げられない事もないが(表記MAX12g
非常に気持ちの悪いシーズン初投となってしまった。
1グラム毎のスプーンを6gまで用意していたが
結果ブランクが一番生きるのは9gと感じる。
確か素振り段階で予想ベスト負荷を書き記したと思ったので
後に確認すると正に9グラム。。。
歳は老いても、まんざら感覚は間違っていないと自身の事ながら高評価。
ただ、これも予想した事だったが
果たして盛期の水量・圧しのなか大型の鱒が掛かったと思うと
やはり不安の残るレングスだったのは否めないのが残念。
利根主要ミノー等のチェックも済み
8gスプーンに変更しカラーチェンジをした時点で思ってもみなかった魚信あり。
遠い昨年の記憶が蘇り鱒類なのは確信。
これでターゲットのヒカリであれば喜ばしいところであるが
その独特の暴れ方から想像はついていた虹鱒。
はっきりと判った時点で集中力を削がれたか
ランディングできる距離感からニジが針から逃れた。
けど冷静に考えてみると利根の初釣りで外道以外が掛かったのは初めてのこと。
まぁ...いいじゃんね.....と河を後にした。
Posted by yokaze at 10:01│Comments(0)
│2019釣行記