2013年06月22日
消えたワタマス。。。
さて連続釣行2日目の夜明け前。。。
HG渡良×川本流へと向かう車中で悩むオトコがひとり...。
前日に掛けるだけは掛けた自信をもって本命「渡×瀬鱒」と言えるファイト。
問題は同じ群れとみられる24時間後の移動予想先を狙うのか
それともアレを先発とみなし後続部隊が夜明けから動くであろう
先日のポイントに網を張るのかという選択肢。
同志の報告内容から推定し
頭とは言わずとも先頭とみなし昨日の同ポイントへと向かう。。。
これで先行者でも居れば天に運をまかせ移動先を叩こうという魂胆。
これが幸か不幸かは終わってみなければ判らないが先行者らしき影はない。
入河した目の前のポイントも十分魅力はあるが飛ばし
昨日、最初のアタリを生み出した沈石に向かう。
実に分り辛いが下流にも入河地点があり
同時に釣り上がられればペースにもよるが場の権利は向こうにあるだろう。
人の姿を見たとたんに走り出す輩も居るが
私は、そんな醜態をさらしてまでポイントを叩きたいとは思わない。
そんな経緯もあり薄暗い河原を歩き現場へと到着。
息を整え昨日の朝には渡鱒がついていた岩へとアプローチ。
異常なし?(≧▽≦)
場を荒らすことなく面倒ではあるが下流に見える岩へと向かう。
どちらも問題なく良い部分にミノーが差し掛かり
弛み部分で慌てたベイトは演出できていたはず。。。
しばし考え、あえて場は荒らさずココまでは2投しかしていない。
これもまた非効率的ではあるが、またしても最初の沈岩に向かう。
さきほどのアプローチはシルバーベース。
念のために金ベースの同ミノーに切り替えミスのないよう深呼吸。
何の魚信も得られず手元に戻るミノー。
この瞬間に頭の中で様々な思惑と疑惑が通り過ぎていく。
上流へ移動?それとも差すのを待つ?
もし先に出た計算方式で導き出したポイントに先行者が居たら?
それを確認してココに戻れば人が入っていたら?
こんな秒単位の決断をしないといけない朝一番の緊張感は
とてつもなく矛盾するが好きでもあり嫌いでもある。
同じく先日にアタリのあった歩いて向かえる
一つ上のポイントを叩くという選択肢もあったが
運良く上流へと走ってくれない限りは獲れないと判断。
そこで水況的には待てば差す水位であることを祈りつつ
入河地点から順に流れをスライスし再度現場へと戻るプランに変更。
どうせならば。。。と区間を空け釣り上がってみるが反応と影はなし。
更に折り返し釣り下り手法を変更しミノーを流すが異常はない。
これを繰り返すこと4~5回。。。
一切の追いもなければ影すらなく沈黙したままの渡×瀬.....。
渡鱒が消えた!!
未だ良い時間帯であることから凹んでいるヒマもない。
ノルか?!そるか?!(  ̄o ̄)y-゚゚
間違いなく言えるのは今期は数が異常なほど少ないということ。
昨夜からの水位変動から考えても昨日の個体は動いているはずだ。
考えている間の時間さえ惜しい。
色々な説をトレースするが考えすぎて何がなんだか分らなくなってきた。
.........綺麗事は言いたくない。
要は考えすぎて面倒になってきたのだ^^;
脱するはずだった入河地点と通り越し上流へと向かう。
意を決し掛けたは良いが獲りこめる可能性が五分五分のポイントを叩く。
手中に収めたいという気持ちより
この現状が何なのかの確証が欲しいという選択。
もちろんミノーごと千切られる可能性だってある荒瀬を控えるポイントだ。
結果としてはアタリすらなかった。
この結果から察すれば手っ取り早い推理としては単なる数尾の群れ
もしくは待望のまとまった群れではあったが後発を掛けたという内容となる。
いずれにしても、たった一発のアタリすらない場と化したということ。
脱力感で車で移動する元気もない。
そもそも、この時点で時刻は7時半を過ぎており
上流へと車での移動を行っては現場着は8時を過ぎるだろう...。
空を見上げれば多少の雲が見える程度の晴れ模様。
仮に居たとしても姿を見せるほどの活性が見込めない。
そんな、あやふやな状態でメンバーへ某区間から消え
更には移動予定先にも居ないなどと胸を張っての報告はできない。
念のために上に見えるポイントを目指しながらアップクロスでチェック。
とくにピックアップ直前のチェイスを見逃さないように
偏光越しに目を光らせるが追ってくる影は外道すらない。
完全に打ちのめされた気分だ。
この時点で+要素である朝活性を見込める時間帯は過ぎた。
どんな結果であっても、ある意味リラックスできる時間帯だ。
近場の岩に腰掛けタバコに火を点け考え込む。。。
「いつもの事だけど開き直るしかないよね?」
脱河地点を目指し歩き出した。
なんとなく目がいったヒラキ部分先に偏光越しに見えるボトム。
視線をヒラキに向けるとボトムは見えることなく深い。
もちろん釣り上がりの際にはミノーは通してあり先に出たとおり異常ナシ。
しかし通したとは少し沈めた程度であり具体的にいえば80cmラインといったところ。
実は釣行記を簡略化するために書いてはいなかったが
今期はロスト厳禁につきボトムは探っていない。
もちろん、そこまでしないと獲れない個体が多いとは
認知しているが一つでもロストすれば目眩がし河に飛び込んでも
回収したいと思うほどの今年は記録的貧乏状態なのだ。
日差しの加減で来たときは気にしなかったカケアガリ。
いったいドコにあるのだろうと来期になれば潰れるだろうカケアガリを探そうと考えた。
そこで、こんな時に役立つミノーをBOXから取り出す。
トラウトアングラーではコレを使用する人間は珍しいのではないかというバスミノー。
何が優れているかというと黙って1.2mラインを探って手元に戻る。
一般的なMDとシャローランナーの中間地点を何もせずトレースしてくれる。
それでもって深瀬で使用しても体勢を崩さない
設計者も知っているのか知らないのか分らない黄金バランスミノーなのだ。
思いっきり余談ではあるが一時「超オススメ」という形で
この画面横にあるレーンで告知してあったが一個も売れず取扱いが終了した(笑
さて。。。このままだと2章になってしまうので釣行記へと戻る^^;
この半自動的にロッド角度で1m~1.2mラインを探るミノーを使用し
下流から流れを刻みカケアガリの場を調査する。
やがて急にボトムを叩かなくなった地点が分かり調査終了。
今の戦略方針から言って今期は二度と来ることはないだろう場。。。
ここで小市民独特の「もったいないオバケ」が脳内に登場する。
判明したブレイクラインに沿う形でミノーのリリースする。
時折、軌道が外れるとボトムノックをするので
センチ刻みで調整しカケアガリ部分を叩く。
正直釣れるとは思っていない。
しかし今後の考え事をしながら延々と同じ筋にミノーを通す。
自分でも呆れるほどの時間が過ぎた瞬間だった。
ドンっ!!
これに反応しロッドを煽る...して、その方向は?
.........上流側下段!!(;一_一)
ところが運が良かったのか魚がノった^^;
時折、首を振りドラグを出してゆく個体。。。
何かの折にあっさり外れ何事もなくミノーは手元へと戻る。
今の感じはフックを伸ばされた感触だった。
ところがチェックすると1ミリの変化はない針先の角度(¬_¬)
逃がしたことへの悔しさは残ったが昨日ほどではない。
散々、身体へと刻まれた、あのファイトは?
デカニジだろ?
判定は微妙なトコではあったが経験上90%がニジ。
そんな事より、あれだけ通して喰ってくるとは驚きだった。
余裕ある時間帯ならカケアガリを徹底的に叩くという選択もアリということを学んだ。
どちらにしても居ると踏んでいた渡鱒は消え
あげくの果てにアワセが甘かったかレインボーとはいえ惨敗.....。
ツイていない。。。
予定を変更し河を後にすることにした。
帰宅後には同志へと場の回り方と状況を報告。
最後に付け加えた「我、ワタマスを見失う」という自身の言葉に笑うしかなかった。
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次のオハナシは利根をダイジェストで綴り鱒。
やっと今期2本目の登場デス^^;
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Posted by yokaze at 22:03│Comments(0)
│渡良瀬川本流