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2019年10月03日

今期最後の山女魚35cm



...禁漁前の悪足掻き4連戦でしたが
この釣行記を書くために前回は釣果ではなく自分が玉砕した内容を綴りました。

最後ですからね。。。
いつものタッチではなく画像多めにてupしてみましょう。


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...中禅にて木っ端微塵と化した私。
さぞかし凹み翌日の最終はいいかな...とはいかない。

気持ちを切り替え風呂から出れば翌日の場を選定。
やはり最終は気持ち良い釣行といったロケ重視という観点にて決定。

しかし、この河川。。。
自身が好きな河3選に入る河川ではあるが
如何せん魚影が著しく薄くロケを取るか釣果をとるかという立ち位置。

さらに最終20日は決まっていたタックルがある。
今期の利根川釣行のため仕立てたTwitchn Speciale BORON 707だ。

このTs77.....。
可愛そうに私のところに来たばっかりにシーズン坊主に沈んだ悲しきロッド
つまり放流鱒のニジと外道の数々しかシャフトが曲がっていないという事になる。

釣行2日目に持参すればコトは丸く収まったのだが
この時の釣行も坊主か一尾かという感覚でいたので避けた格好だった。

しかし...長い....長すぎる7ft7in


今期最後の山女魚35cm

場に着いてみると想像以上に水は少なく
77を構えアプローチを開始すると笑ってしまった。

今までの薄い経験から良い部分だけを抽出。
しかし、これから沢に差そうとしていた個体をバラした過去もあり
出合部分を叩くだけのために場に臨んだ。

そのキャスト数は僅か5投。
この川に限って言えば十分なのである。
まったくと言って良いほどスレていないので見せれば何らかの反応は得られる。

反応を得るためだけのアプローチ。
一発で喰わせようなどとは考えていない。
姿さえ確認できれば後はいつもの接近戦のサイトで獲る。

しかし世は甘くなく出合を後にし更に20分ほど車で移動。
移動先に先行者は居ないが、これもいつもの事。
そもそも、この河川でルアーマンを一度も見たコトがない。。。

今期最後の山女魚35cm

良い部分だけを叩きB級は無視。
広い本流河川でありながら表層にミノーを踊らせ次から次へと.....

先にも出た通り居さえすれば次なる手で獲れる。
私が知る本流河川の中でも異色な流れに間違いなく入る。

いったい何度目の移動だったか....
そろそろ時間的な活性が見込めなくなっている時間帯に入り
もしかしたらTs77+ステラ2500sは今期坊主確定かと覚悟し始めた。

今期最後の山女魚35cm

又しても目の前に存在する一級ポイントは沈黙。
他の河川で言うならば.....
「ここで反応がなければ、この河川には居ない」といった場。

.....本来居ない河なのだからコレが当り前。
よっしゃ!最後だからねぇ~散ってやろうじゃないの.....。

と、遠くに見える車に戻り更に移動しようと歩き始めた私の目に
戻るべき車の向こう側に小さいポイントがあるのが見えていた。

とりあえず車までは来た。
あとはベストを脱ぎベルトを外し移動するだけだ。
実際この行動をしエンジンまで掛けたのだから運命とは判らないモノである。

車中の時計を見ると日中とは言わないまでも良い時間帯は過ぎている。
ならばランガン解除をし打つ範囲を広げようと考えた。
と、なれば私が見つめるポイントに入っても理に適う。

何と言うのか...惹かれたのである。
同じ場から再度仕度をし何故か惹かれた場にゆっくりと向かう。

着いてみてビックリ。
車からは大岩で隠れ見えなかったが一級と言っても過言ではない条件が揃っている。

しかしスタートから一尾の渓魚すら目撃していない私は
若干流す程度というのか...つまり適当にアプローチ。

表層を踊るミノーから目を逸らし再度視線を戻せば口を開けた何かが居た。
あまりに唐突だったので身体が反応しアワセを入れてしまった。。。

一切の感覚もなく手前に表層を割り飛んできたトリコロールGT72
一瞬の判断で再アプローチ寸前でリリースを中止し考える。

一見すれば直ぐに打ち直せば口を使う勢いだった。
しかし目を離していた関係で、どうやってソコに至ったかは知らぬ。

何となくではあるが変化点を与えた方が確実なのではと
根拠もなく数々の場面を見てきた私の感性が打ち直しを止めた。

そこでチョイスしたのはトリコロールHW67...
いや...もう一度だけ表層の反応を見よう。
それからでも中層を探るのは遅くない。

1度セットしたトリコ67を外し取り出したミノーは.......
私が本流の釣りを志した頃から生き残り最後の一個となった
Rigge70F オオツカ内藤オリカラで、その名もDead or Alive
(生きるか死ぬか.....

当時カラーが気に入ったワケではなく
今となっては信じられないが生き死に関係なく峪に分け入り
本流筋では誰もが打つ反対側から打てば反応するのでは?と
無茶な瀬切りを繰り返していた私にピッタリだと購入した経緯がある。

つまり色ではなく名が気に入っただけだった。
しかし実は他のカラーを見切った渡良瀬鱒も何本か獲っている
あまり他では見かけない変なカラー(笑

視覚的変化を与えるために手法も変えた。
実際に表層に出た位置の真上を通すことを意識し着水地点を決める。

そこから一切のリーディングはせずアクションだけで扇状に流した。
ヨタヨタと表層を漂うRigge70F
先の出た真上にて向きを上流に向け一番の大きな動きを与えた。


今期最後の山女魚35cm今期最後の山女魚35cm



少しばかりTs707には役不足ではあるが
今までの経緯と今期最終日に獲れたこと
また私と云うダメな使い手に来てしまったことで
掛けられないロッドというレッテルを貼られたTs77のリベンジ。
以上のコトから心から嬉しかった本流山女魚35センチ。

思えば更にデカいのを掛ければ良いと更に移動を繰り返すが
先の山女魚が幻だったかのように全ての場は沈黙。

今期最後の山女魚35cm


未だ日没まで3時間ほどあったが
これにて今期を〆るという結論に至った。

しかし思えば、あのまま移動していたら出逢いはなかったのかもしれないし
その事によって釣行タイミングがずれメモリアル級が別途獲れていた可能性も否定できない。

貧果に苦しんだ令和元年。
このまま終わっていたと思えばゾっとするが.....

終り良ければ全てヨシ!と
車の運転はドライブではなく単なる移動手段と断じる私も
今期の数々の場面を思い出しながら
帰宅の途である車窓に映る風景を楽しんでいたのかもしれない。




今期最後の山女魚35cm











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