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2019年09月21日

大岩魚へのアプローチ。



未だ漁期は終わったワケではなく近場では秩父
関東から脱すれば福島・長野とありますが現地の様子を覗うもなく休暇としております。

動こうとする方々を分母とし可能な範囲を子と考えれば
行動可能な範囲にて月末禁漁の地に集中するコト必至であり
もはや自身で良いと思える場という趣旨内容から大きく外れ
アウェーでは人が居ない流れならばどこでも打つという内容になる事が多い。

ひとまず今日明日は動かず
このまま今期を終えるも良し最終に掛けるも...といった感覚で居ます。

さて...これから綴るは皆々サマがアンケートにて望んだ大山女魚の釣行記ではなく
前日、すなわち禁漁前悪あがき休暇の初日である17日釣行記です。

失敗続きの貧果ではありましたが
とある内容の手法が翌日の大ヤマメに繋がったという経緯があります。


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釣行休暇は14日(土)より始まっていた。
ただ日頃の疲労感を引きずりながらの釣行は考えられないので
最速でも翌日曜から...しかし想像においての水況(水温も含む)は良くないと判断。

尚且つ上記にも書いた通りHGとする両毛漁協管内においても
漁期最終週末さらに言えば3日連休.....

想定していた峪と流れの中には半分に休日平日関係なく人の出入りがない場
その半分は決して多くはないが漁期最終週末ならば人が居てもおかしくない場と分れる。

当初は16日を出入りがない場を中心に...
翌17日は平日の恩恵にて出入りの可能性が極めて少ないと思える場で構成し
少なくとも両毛管内で2日を取り、その内容によっては20日まで延長可能とする案。
しかし転じて気温が上昇した事や他の条件が上記だけでは分けるのが難しい状態だった。

結果とし17日からの釣行開始となった。
まず狙うは今期姿すら見ていない岩魚から...
もっとも山女魚すら見ていない。
それは何故かと記すれば小渓流において今期初だからだ...。

すでに結果が見えている今
蛇足とはいえ付け加えるならば今期「最初で最後」一回のみの小渓釣行だった。
のちに記する気でいるが悪循環の一言に尽きる。。。

北へと伸びる群馬県国道122号
ここを走っていた時に太陽は上へうえへと上がりつつある時間帯。
この時点で特別な釣果を狙うアングラーとして失格だ。

永きに渡る常連サンでは知るところの大岩魚の潜む隠し沢。
昨年の禁漁間際では獲るには獲れたが先の大岩魚は果て世代交代か
40に満たない「おお」とつくには寂しい岩魚へと主が交代していた。

もちろん場を変え存在している可能性も無きにあらずではあるが
実際に場を見ている私からは奇跡の淵から奥に更なる大場所が存在するとは思えない。
(釣行記として語ってはいないが500m奥まで調査済み

現地に降り立ち、まずは私の釣運を計ろうと大きく手前の本筋へと立ち寄る。
この本筋である小渓が存在し奇跡の淵は沢の更に枝沢なのだ。

そして誰でも来れる本筋にも淵が存在し
一昨年だったか小渓部門ではレコードとなる47.5cmの鬼山女魚を獲っている。

寿命が長く定住する傾向にある岩魚種とは違い
時々により移動を繰り返し短命な山女魚では価値観は大きく異なる。

その大山女魚を獲るにあたり誰でも第一歩となる壁が存在する。
単に「そこに存在するか否か」である。

つまり、どれだけ著名なアングラーだろうが誰であろうが
言うまでもなく居ないモノを釣ることは物理的に不可能な事柄なのだ。

果たして今というタイミングで目の前にある淵に鬼ヤマメは存在するのか
いや鬼とは言わないまでも尺山女でも一向に構わない。
しかし手前の砂地には昨日までのモノだろう足跡がクッキリ。

無論それでも打つ。
もし...昨日までは居なく今潜んでいたとしたら?
もし.....前日までのアングラーには反応していなく針掛かりをしていないとしたら?

まずは様子を見るために実績十分な蝦夷タイプⅡを繋ぐ。
その今期初となる渓での第一投目に事件アリ。。。

まったく意図しない軌道で飛んだ蝦夷が岩を直撃.....
当り前だが蝦夷は再起不能の複雑骨折を起す。
いくら今期初とはいえ不甲斐なさに多大なショックを覚えた。

続いて他の蝦夷を繋ぎ直しアンダーに振り込んだ2投目。
何と同じくコントロールを失った蝦夷は崖から張り出した木の枝へ....

ここトラシスにも小渓においてのキャストコントロールの重要性は説いてきた。
自身が決めた着水地点から20cmでも外れれば獲れない個体があると...。

こんな事で場を荒らしてはいけない。
スプールをロックし後ろへと下がりリーダーを切った。

昨年も小渓に関して二度しか釣行しておらず似た様な感覚はあった。
そういう意味では二年間で釣行時間は10時間に満たないだろう。

この淵から少し距離を保った状態で下流の落ち込みを中心に打つ。
都合の良いことに右に左にと分流を重ねるテクニカルコース。
ここで納得いくまでキャスト練習をしてからと思い直したのである。


大岩魚へのアプローチ。
(似たスポットが存在するイメージ画像であり上記「淵」の下流ではありません


しかし...酷い。
不思議な事に渡良瀬本流を中心とした本流域の方が精度が出ているのでは?

実は近年において峪の釣りをしない理由の1つともなっている。
他の理由も相まって渓に行かず
更にキャスト精度が堕ち気が向かず釣行回数は落ちる一方。
まさに峪の釣りにおいて悪循環を引き起こしている。

元は峪を猿のように駆け回り一度の釣行時間を16時間とした私は居ない。
行けば行くほど様々な意味で自己嫌悪に陥ることが多くなった。

ようやく本来の目的である淵へと戻るが
僅か20分ほどの練習で過去の精度が戻るはずもなく...
自身が許容範囲とする着水地点に収まったのはゼロ。

更なる練習の要ありと、もはや練習の場と化した鬼ヤマメの淵。
何と一尾の山女のコンタクトもなく場を後にした。

トラシス常連サンには説明が要らないのかもしれない。
1度、脱渓し少し歩き元の流れに戻る。

頭上に見える細流の滝は幅80cmにも満たない.....
ここだけに焦点を絞れば14日が狙い目だったのかもと直感で思った。

今日はアプローチは止め後日にしようか。
しかし予報上で、このエリアに降雨は少なくとも20日までない。
行くと決めた私は本筋に注ぐ細流の滝脇を直登した。

いつもなら打たぬ沢に分け入った筋。
ココを発見した当初は調査のため打っていたが一尾も釣れた事はなく
尚且つ私の遡行気配で渓魚が走った事もない。

ところが今期は違った。
小さいながらも数多くの岩魚の影が縦横無尽に走る。
そこで先の練習も兼ね打つ事にした。

しかし対象は小さすぎる。。。平均的に10~15cmしかない。
そこで持参した事を思い出したSC45を繋ぎ直す。

不思議な事に記憶にある奇跡の淵に近づけば近づくほどサイズが上がる。
とは言っても先の15cmから比較すればなのだから22cmほどか.....。


大岩魚へのアプローチ。
(中でも最大だった27cmの岩魚


こんな事を繰り返し奇跡の淵に尚も進む。
ようやく見えてきた大きく左に曲がる特徴的な巨岩。

果たして記憶に残る淵は変らず存在した。
しかし大きな問題が立ち塞がる。
4年ほど前にもあったが淵に木の枝が刺さっていた。

以前の私ならば核心部分に通じる枝の右を通す事は十分に可能だった。
しかし先に出た内容の精度的にポンコツと化した今の私。

しばし考え右側の張り出しから手を伸ばし除去する事にした。
眼下には淵が見える位置に達し手を伸ばしたが届かない。
周囲の適当な木を持ち出し引っ掛けて釣ろうとしたのだ。

ここで何尾の大岩魚を掛けたのだろう。。。
おそらく40オーバーを3尾は獲っている。
小渓部門の岩魚最大は49cmだが3本の中の一尾だ。

その全てが奥の最深部から喰い上げてきた個体であり
若干の物音があれば場を寝かす事で回復すると思っていた。
実際に似た場面でも30分後に獲ったという実績もあるからだ。

こういった事柄を人は思い込みと云う。。。
...何かの折に足元にあった岩が水面に落ちた。

その時に私の目に写ったのは核心部ではなく
淵に繋がる手前の浅瀬に定置していたと思われる大岩魚.....。

そのサイズを上空から目撃した訳ではあるが昨年の岩魚なのか.....
少なくとも40cmを超えた45cmほどだったろうか影が
斜線を記憶に残し深場へと消えた。

その後、枝を除去し更に上流へと詰めた。
つまり場を休めれば可能性はあると考えたのである。

結果、一尾の岩魚も見ず過去に確認した最上流部をも越え川幅20cm区域まで到達。
場に戻った時点で一時間以上は経っていたが
何をやっても斜線だけを残した大岩魚は1度たりとも姿を現さなかった。

力なく車へと戻る私は自身の不甲斐なさに打たれていた。
そんな調子が影響したか、その後の尺山女魚実績(目撃を含め)を持つ場を2ヶ所玉砕。
僅か20cmほどの山女を3尾ほどで時間を折り返す。

予定にはなかった渓を思い出し向かってみたが
記憶にある流れの特徴としては数は少ないが岩魚が尺という渓。
それが流れを間違ったかと思わせる逆に数多く型が小さいという流れになっていた。

大岩魚へのアプローチ。


驚くほど数は居る。
しかし全て兄弟かと思わせる23cmほどの岩魚。

やがて人工物に行き当たる。
ここでは逆にレイチューンTX50Rssにて一尾だけに首を捻る。
これは連休に堰堤族に狩られたか?とも思ったが違った。。。

スプーンを取り出し巻きでリカバリするが何も起きない。
ではスピナーならどうなのかと取り出すが何となくやめた。
同じBOXに収まる小渓用と買っておいた蝦夷スプーンが目に入ったのだった。

実は購入しBOXに収めたものの一度も水に浸けた事はなく
当然の事ながら動きすら知らない。

結果的に巻きでは魚信の1つもなかったのだ。
そこでスプーンならではの底釣りを展開。
ここで言う底の釣りでは根掛かり覚悟のボトムバンプだが...一尾のみ追加。

今日の予定の半分しか釣りをしていないが飽きていた私。
ここを最後に帰宅しようと考えていた。

その場に座り込み深みにスプーンを投げ放置。
そこで想像していたのは遥か過去のバス釣りを勉強していた頃の記憶。

すっかり忘れていたが底のズル引きというのがあり
実際に管理釣り場の釣りでも奥の手とし誰にも話す事はなかった。

もう帰宅を決めていた事もあり、それを行っても釣れるとは思っていない。
あぐらを掻き昔を懐かしむ程度で深みにスプーンを放り込んでいただけだった。

するとどうだろう......。
リーディングをせずロッドをスライドさせるだけだったのに魚信らしきもの。
これが昨年までのナイロンだったら気がつかないレベルの小さいアタリを感じる。

何と放り込んだ方角それぞれから小さいながら3尾連続で掛けた。
やっている本人も驚きだったが試しにボトムバンプに切り替えると魚信は止まる。

時間は空いたがボトムバンプでは駄目な区域でズル引きで出た。
こんな事もあるんだなぁ...と同じ事を繰り返していると
一際、大きい明確な魚信にアワセを入れる。

すでに7尾は下流に流しているのに釣れる事も驚きだったが
更に私を立ち上がらせるほどの驚きは抵抗感の大きさだった。

尺では言い過ぎだろうかといういう抵抗感。
結果的にバレたが、これだけ叩きまくった堰堤下で手法により差が生まれた事に驚愕。
(気配的に座っていたのも良かったのかも...

思えば自慢できるほどの釣果には恵まれなかったが
禁漁間際という環境の中で総じて数だけは出た。
想定していた場を数ヶ所残し帰宅するに至った。

長く釣りをし妙な体験をすることは間々ある。
しかし、この経験が翌日の本流釣行に活きるとは考えもしなかった。







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