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2019年11月24日

価値観の異なる52cm



...近々では「彼」彼と連呼していますが
いい加減、名をつけてあげないと書き手としても面倒と感じています。

おそらく本人が見る事はないでしょうから
管理上ナンでも良さそうな気もしますがA氏B氏というのも味気ない気もします。

まぁ適当にBASSと鱒をやる事から「両刀」とでも呼んでおきましょう。


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近年、山女・岩魚の禁漁を迎えても
ニジマス及び本流域という条件下にて認める漁協管轄が増えてきた。

冬季釣り場という形では利根川上流域での群漁や坂東
また私の生息地周辺では秩父荒川区域が行っているらしい。

らしいとは、まるで他人事のようであるが。。。
まさに私にとり他人事なのである。

まず、どういうワケなのか虹鱒に興味が薄いこと
そして人為的に放された個体に一切の浪漫を感じない事がある。

しかしネイティブもしくはワイルド物となり
更に個体がオスであれば若干ながら話が違ってくる。
けれども、それを追うという労力に自身としては価値観を見出せない。

ネイティブを追う様になり事故的にニジマスも釣ったが
生物学的になのか圧倒的にメスが多く雄を求め追う気にならないのが実情なのだ。

とは言っても上記、新釣り友である「両刀」に
鱒釣りとはなんぞ?を教えるにあたり時期的に選択枝はない。

当初は荒川区域の冬季にじます釣場なる場を想像したが
やはり大前提とし私が興味ないこと。

そして仮に両刀によって放流モノ40/50cmなどが釣れたとして
何も知らぬ両刀が手を叩き喜ぶ様を想像しただけで身体が痒くなる。

そこで彼に諸条件を説明し
そもそもBASSオンリーにするかワイルドものを私と追い散るかの選択枝を与えた。

しばらく考えたのちに後者を選んだ彼...両刀
聞けば私の行っている不思議な世界観に興味があるという。

その日から河の選定と水況を追う日々が始まった。
時期的な要素と水位変動を掛け合わせ
尚且つ私と両刀のスケジュールが合致する日を算出。

と、ある日の早朝。。。
向かう途中の公園で両刀と待ち合わせ現地へと向かう。
家内に言われ気がついたが今期にこれだけ早く出掛けたのは初めてだという^^;

朝靄に包まれた河は非常に久しぶりで
何か気合が入り過ぎていた頃のことを思い出し懐かしい。

まず状態を確かめるために私が先行。
中型の追いが見られた時点で両刀に先行とし場を打たせる。
投げようとした両刀を止めルアーは何が付いているのか尋ねる。


クランク??


いやいや...やった事はないが
もしかしたら好釣を呼び込むかもしれないし結果を絶対視できない。
だが今日のところはスタンダードにミノーでいこうと諭した。

それから、どの位の時間が流れたか
彼が操るミノーを追った個体が寸前まで来てUターン。

「今のは惜しかったなぁ...」と言う私に彼は『何がです?』
すぐに理由は判っていた。。。彼もまた自分で調べ偏光グラスが必要とは理解していた。
が、どこかで買った2千円の名もなき偏光グラスらしい。

私も遥か昔に似た状態にあり、その価格帯の偏光を4~5個は買った。
恐ろしく見えないモノもあれば価格から言えばアタリも一個あった。

その経験があり今に生きる。
偏光グラスに限らず、この世界では数々の失敗が後に活きてくるのだと思う。

私は今のところ彼に基本的な事柄以外は教えていない。
しかし何かの拍子に疑問に思い聞いてくれば全力で答えるというスタンスとしている。

やがて今の水況では本命中の本命といえる場が見えてきた。
気配を消しながら木陰で場の説明を彼にする。

第1~第3までの優先度と、その理由について話すと
そこまでシビアなのかと真剣に聞いていたのが印象的だった。

言葉で綴ってしまえば大きく分け落ち込み・ブレイク・ヒラキなのだが
最初にどこを通すかにより運命は大きく変わる。
やはり場全体といえども一投目というのは群を抜き確立は高い。

この本流という釣りを始めた2007年当時に
私は一歩づつ釣り下がりながら流れを刻み場に学んだ。

今の私に言わせれば、この行為は間違いであり正解でもある。
つまり失敗を学んでいなければ成功例も学べなかったという事だ。

まずブレイク表層。次にヒラキ表層を通したように見えた。
話を理解しているようで落ち込みには通さずミノーを交換。。。ここまで2投

中層から下という指示に彼がチョイスしたのは
スパシンではなくMDだったらしい。

その一投目後半に何やら数回ロッドを煽っている。
「何だ根掛かりか...」と思った瞬間にMDでは底に達する場ではないと気がついた。

魚だ!と私が発する寸前に彼も気が付いたらしい。
後に言わせると根掛かりのポイントが横に動いたとは彼の弁。


価値観の異なる52cm


完全なワイルドものであるレインボー52cm
どれだけ、この個体が貴重であるかを説明したが
あまりの喜びに周囲を歩き回ったり頭を抱えたりと忙しい^^;

のちにミノーを見てみると♯10番のトレブルフックのうち一本は伸びていた。
養殖モノではこうはいかないと言うと底に潜って動かなかったという。

そこから時は過ぎ彼も落ち着いた頃に釣りを再開。
ミノーを換装する様子でもなく投げていた両刀に尋ねた。。。

いつミノーかフックを交換した?




.......このままぢゃダメですか?




オイっ!!(;一_一)







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この記事へのコメント
いや〜おもしろいです!
しかし、これで彼、完全にのめり込んでいきそうですね。
(お金もつぎ込み始めそう)
Posted by Ken at 2019年11月24日 18:51
kenさん 今晩は^^

>いや〜おもしろいです!

文中にも出てきますが彼のズッコケ具合が遥か昔の自分とダブるんですよ(笑
一挙一動が懐かしく感じほっとけないんですねぇ。。。

>これで彼、完全にのめり込んでいきそうですね。

どうなんでしょう。。。
何しろ天然ですから利根で52cmのニゴイを釣っても同じくらい喜びそうで怖いです。

どうします?
利根鱒52cmを掛けて同じ52なんで何でも嬉しいっスとか言われたら?

書いていてゾっとしますね(;一_一)

このまま来期に登場しなかったら金銭的理由によりクビになったと思って下さい。
Posted by 夜風 at 2019年11月25日 21:26
 
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